2007年8月14日火曜日

はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く / 川合 光



5年くらい前にエレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明するを読み、その頃話題になっていた超ひも理論というものを知りました。内容はさっぱり理解不能でしたけどね(苦笑)でもそれ以降、超ひも理論により宇宙の構造が解き明かされる日を待ち望んでいます。解明できれば、ワープ航法や転送ビームが実現できる可能性がありますから(爆)
で、現在の超ひも理論がどこまで来ているかを知りたかったので、本書を買ってみました。「エレガントな宇宙」よりも判りやすく平易に書かれており、判った気になれる解説書です。
巻末に著者が提唱しているサイクリック理論という説が解説されています。まだ学会では一般的に支持されている説ではないのですが、私的にはインフレーションという不自然(だってビッグバン極初期の宇宙膨張速度が光速を遙かに凌駕するてのは納得いかない)な説よりも、徐々に拡大しながら成長していくサイクリック理論の方が納得できます。

あ、それと「エレガントな宇宙」では、超ひもが振動している次元数が13次元とか15次元とかで、今後の計算次第ではもっと次元数が増える可能性もあるという話が書かれていたように思うのですが、本書では10次元で決定したように書かれています。その辺りの経緯が省かれていて、最初から10次元という結果だけがいきなり書かれているので、何故10次元なのかが書いて欲しかったなぁ。

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