2007年9月23日日曜日

【BMW雑記帳】ダンパー

BMWに使われているダンパーは、最近はSachsがほとんどで価格が安い車種だとBoegeなのですが、Boegeもかなり前にSachs傘下になってるので、結局は全部Sachsですね。そのSachsも今はMT/ATのZFに買収されて子会社になっているとのこと。つまりはBMWの技術の大半は、ZFとBosheに依存していることになってしまっています。
昔はBMWを始めとするドイツ車のダンパーといえばBilsteinでしたが、ドンドンとSachsに置き換わってきているようです。
Bilsteinといえば倒立型ダンパーが有名ですが、OE装着用には複筒式を納入することが多くて、アフター用でも複筒式を製造販売してます。私は今ビルの複筒式ダンパー使ってます。
倒立式というのはラリーのような激しい走りをして、ストロークが大きく入力も大きい場合には有効なのですが、通常の公道での走行や綺麗な舗装路でストロークが小さい場合には、(倒立式の欠点である)微小入力時のフリクションの大きさが目立ってしまい、乗り心地が悪化してしまうようです。
またSachsは、シール材に特殊なプラスチックを使っていて、初期動作が非常にスムーズになっているそうです。これがBilsteinや日本のメーカーが真似できずにいて、ドイツ車メーカー各社は、こぞってSachsを採用する理由となっているのだそうです。

日本のダンパーメーカーでも、ショーワのようにF1に搭載されたりしているところもあるので、技術的には欧州メーカーに負けないものができるようではありますが...日本のメーカーはコスト管理が厳しくて、乗り心地のいいけどコストが掛かるダンパーはまず採用されませんので、結局欧州メーカーに負けてしまうということになっているようです。
普通車の売り上げが減り、軽自動車のシェアが増えている日本の状況では、高くてもよいものをというコンセプトでは生き残って行けなくなってきていますからねぇ。まあそれは昔からではあるのですが。



それはさておき、家の子は最近アクセルONしてからGを感じるまでのタイムラグが、また大きくなってきました。そろそろまたエンジンオイルとATFを交換しないと駄目なようです。ATがちょいと滑ってきている感じ。スパークプラグも、イリジウム・タフにしていますが、寿命が公称5万kmだったと思うので、装着後4万kmになってきたため性能が低下している可能性もあり、こちらも交換かなぁ。
その前に残量2mmのブレーキパッドを交換しないと(苦笑)


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