という美名の下に、サービス残業させられ「社員の自主活動」としてTQC活動を強制され、日本のサラリーマンは企業に搾取され続けています。
そうした中で、就業中に倒れて亡くなったトヨタ自動車の社員の方の労災認定を廻っての裁判で、労災と認める判決が下りました。被告である国側は上告を断念したため、判決が決定になっています。
トヨタは、社員の自主的活動であるTQC活動が業務で、残業代を支払わなければならないのとなると、日本の企業はすべて大変な負担を強いられる、というようなコメントをしています。
これが2兆円もの利益を稼ぎ出した企業のいうことですかね?
米国のビッグ3のように労働組合が強過ぎて、人件費が高くなり過ぎて業績が悪化して、企業存続自体が危ぶまれるのも、どうかと思いますけどね。
ザッカーが、ザックス・ダンパーの小特集をやっています。
日本車で、海外製のダンパーが採用されるというと、スポーツモデルにビルシュタインが使われることが多かったのですが、日産デュアリスという一般的な車種にザックスが採用され、しかもその走りがこれまでとは全然違うというので、話題になっているようです。デュアリスのザックス採用は、マガジンXのTHE・総括でも話題になっていましたね。
ダンパーというのは、構造的には単純だけど、精度に非常な高さを求められるパーツです。単純に精度だけなら、日本のダンパーメーカーだって出せるはずで、実際F1でも日本製ダンパーが使われています。
なのに何故市販車用だと、ビルシュタインやザックスに劣るのか?たぶん、単純にビルシュタイン装着と謳えば、ユーザーが原価以上に高いオプション費用を払ってくれるけど、日本メーカーのだと払ってくれないからコストを掛けられないというのが理由でしょうね。
結果、日本のパーツメーカーは(ダンパーに限らず)そこその性能で値段を思いっきり安く作る技術だけが求められ、コストが少々高くても性能がいいものは求められない。
そこには性能よりも見た目と値段の安さを求める、日本の貧乏くさいユーザーの嗜好があるということなのでしょう。
まあそれも結局は、滅私奉公という名の下に、安い給料で長時間働かされて、人生を楽しむ余裕を与えない、企業が原因なのかもね。
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