2008年5月13日火曜日

Gavotte Ramdisk

あちらこちらで話題になっているようですが、32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使うというレポート記事を読み、早速日本橋で2GBメモリを4枚購入して試してみました。
結論からいうと、これは凄く効果があります。

半年ほど前に、RAMDISK Tweakerというのをここで紹介しましたが、これはWindowsが管理する約3.5GBの中からRAMDISKにする容量を確保するため、使用可能なメモリが減ってしまうという欠点があります。
実際、環境変数のTEMP/TMPをRAMDISK領域に置いた場合、Photoshopを起動するとメモリが足りなくなるのかTEMP領域が足りなくなるのかのどちらかが起こり、Photoshopを快適に使用するには使用可能なメモリを3,5GBに保ったまま、RAMDISKを4GB程度必要だなとなってしまいます。
それがこのGavotte Ramdiskでは実現できてしまったのです。



論より証拠で、以下のスナップショットをご覧ください。
まず2GBメモリを4枚挿して、メモリが8GBになっている確認をCPU-Zにて行いました。
CPUがAthlon64 X2 5200+ 2.6GHzのため、メモリクロックが400MHzではなく370.5MHzという値になっていますが、8192MBと認識されています。

タスクマネージャで使用可能なメモリを確認。約3.25GBが使用可能です。

ドライブのプロパティでRAMDISK容量を確認。4.74GBが使用可能です。

残念ながら8GBを完全に使い尽くすのは無理なようで、設定を変えてみたのですが、6.5MB程未使用な領域が残るようです。
まあそれでもこれだけの仮想ドライブ容量が確保できれば十分です。
環境変数の設定で、TEMP/TMPを仮想ドライブに設定。PhotoshopCS3のテンポラリ設定も仮想ドライブに設定。笑えるくらいにPhotoshopCS3の起動が高速化されました。
元々Ramdisk Tweakerを使って、IEやFirefoxのキャッシュは仮想ドライブに設定していたので、そちらは変わりませんけど、初めて使用する方なら、Windowsの動きが全体的にキビキビするようになるのが体感できると思います。
ちなみに私のマシン HP dc5750では、冒頭に書いた記事のboot.iniの設定は不要でした。
(2008/05/13 21:00 追記)
環境変数のTEMP/TMPをRAMDRIVEにしていると書きましたが、ユーザー環境変数のみです。
システム環境変数はdefaultのままで変更していません。
システム環境変数のTEMP/TMPをRAMDRIVEに設定した場合、起動時にWindowsがTEMP/TMPを使う前にRAMDRAIVEが有効になっている保証がありませんので。

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