2008年7月22日火曜日

旧皇族が語る天皇の日本史 / 竹田 恒泰



旧皇族の筆によるものなので、内容的に皇族史観前提な部分も感じられはしますが、概ね公平な目で冷静に書かれていると思います。
今の日本に天皇制が必要かと問われれば、私個人的には「まだ必要」だと思います。
ハッキリって、今の日本人はまだ民主主義のなんたるかを理解できていないし、天皇という精神的支柱なしに自立できる程の精神的成長もしていないと思うからです。
これだけ政治家や役人が好き勝手放題で、まともに政治が運営されていないのに、クーデターが勃発しないのは、天皇という芯柱があるからです。
今これがなくなったらどうなるかというと、代わりに自分が日本国に神として君臨しようという輩共が何人も出て来て、日本の国自体が内戦勃発状態になりかねないですよ。

それにしても今の日本人は、内には態度がでかいけど、外には卑屈になる人ばかりで、日本の歴史が持つ世界的な意味を理解しようともしていません。少しは自分達の国の過去/現在/未来について、まじめに考えて欲しいものです。


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