2008年9月19日金曜日

九代将軍は女だった! 平成になって覆された江戸の歴史 / 古川 愛哲



名君と誉れ高い8代将軍吉宗の息子である9代将軍家重が、実は女性だったという説を中心に、江戸時代にあった出来事の実態を暴き出しています。
前にも江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実 (講談社+α新書 381-1C)を書かれて、江戸時代の実態を暴き出している氏ですが、この家重女性説は果たして本当でしょうか?
「逆説の日本史」の井沢氏は「吉宗といえども儒教の信者なので、女性を将軍に据えるはずがない」と否定的です。また家重の息子達が将軍にと御三卿清水家を継いでいるので、本書の説のように大岡忠光が父親というのは考えられないです。となると、半陰陽で男性としての生殖能力も持っていたのかも。
小説でも信長が半陰陽だったとか女性だったとかがありますし、短編小説ですが上杉謙信が半陰陽だったというのもあります。実際には果たしてどうだったのか。


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