いや〜、今年は電子制御デバイスなしになって大荒れのレースばかりでしたが、最終戦のブラジルGPは開始直前のスコールと残り10周になったところで再び雨が降り出すという、厳しいコンディション下での波乱のレースになりました。
そんな中でMassaが最初から最後までトップを守り抜き、安定した走りを見せたのは凄いですね。
Hamiltonが年間チャンピオンになれるかどうかのギリギリのポジションを行ったり来たりで、トップのMassaよりも4〜7位の争いの方が注目されるという事態に。
残り3周でVettelがHamiltonを追い越し、これでHamiltonの年間チャンピオンはなくなったかと思われたのですが、ゴール直前100mのところでドライで我慢し続けていたGlockをVettelがパスし、Hamiltomもそれに続き、年間チャンピオン獲得にギリギリの5位でゴールするという、劇的という言葉では足りないくらいのハラハラドキドキのフィニッシュでした。
これでHamiltonはエリザベス女王様から"Sir"の称号を与えられることになるのでしょうけど...果たしてどうなるか。
しかしVettelはやってくれますよねぇ。雨のイタリアGPを制しただけあって、レイン・コンディションでの走りは凄まじく、マシン性能が劣るにも関わらずHamiltonを抜き去ってしまうのですから。けどHamiltonの希望を打ち砕こうとしたけど、最後にGlockまでパスしてしまって、結局Hamiltonを年間チャンピオンに導いてしまった(笑)
来年はもう少しパフォーマンスの高いマシンに載れるようですが、今後の活躍が期待されます。
BMW勢は後半いいところなしでしたね。コンストラクターズは3位を取れましたけど、KubicaはRaikkonenにポイントで並ばれて、表彰台回数が少ないため4位で終わることになりました。
Heidfeldが連続完走回数の新記録を更新中なのですが、今回も無事完走して記録を更新できたことが救いでしょうか。BMWザウバーチームの連続入賞記録はここでストップ。
来年はエネルギー回生装置装着という新たなレギュレーションが課せられますが、これがBMWに取っていい方に向くのかどうか。
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