日産GT-Rは、世界のセレブに本当の意味で高級車として認められた、初めての日本車になりそうです。
前にも書きましたが、GT-Rの素晴らしさは、その性能にあるのではなく、開発体制と生産体制にあると思っています。
ボディや各部のパーツの工作精度を、それまでの量産車の10倍以上のものを求めた。
当初はどこでも「そんなものを量産するのは不可能」と断られたけど、今では安定して製造できるようになっている。
つまりは日産と関連会社の製造能力が、1桁以上上がったということです。
販売店や整備工場、整備士もGT-R専門のものを用意する。
整備工場には、高精度なアライメントテスターの導入を義務付け、車のコンディションを高く保つ。
ディーラーで整備すると高く付くという理由で街工場には持って行けなくなり、ディーラーでの整備が必須になる。
今までとは、開発も製造も販売も整備も、次元が変わってくるということです。
チューニングパーツメーカーもチューナーも、これまでよりもより高い次元での開発能力を身につけないと生き残れなくなってくる。
それは単に欧州の高級車メーカーに近づくだけではなく、韓国、中国やインドなどの自動車メーカーに追いつかれないようになるということでもあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿