2009年4月30日木曜日

蛍光灯式の撮影用照明器具

10年程前から室内撮影には、SD工業のハロゲン式RIFAの一番小さいのを使用しています。当時はその一番小さな40cmX40cmのに「キャッチRIFA」という愛称が付けられていて、結構あちらこちらで宣伝されていました。
(ちなみに当時は300Wの球が標準で、30分以内なら500Wも使用可だったのですが、現在販売されている40cmサイズのは200Wまでになっています)
最初は1灯だけ、次に2灯に増やし、その後ストロボと合わせて使用していました。
RIFAだけだとタングステンフィルムを使用しなければいけないことと、2灯でも感度ISO100では光量が足りないことで、ストロボの併用をしていたのです。逆にストロボだけだと、色温度が高くなり過ぎることと、肌の描写が硬くなることから、ストロボとハロゲンを混ぜて、色温度と描写のコントロールをしていたのです。


デジタルカメラの普及と共に、フリッカレスの蛍光灯を使った写真用の照明器具が出始めて来ました。
今ではRIFAにも蛍光灯式があります。
ハロゲン式は、熱くなることと、球が頻繁に切れかつ球が高いことが欠点で、蛍光灯式で明るさが確保できるならこっちに替えようかなぁと1年くらい前から考えてたんです。
ただ蛍光灯式RIFAはちと高くてねぇ。また直管蛍光灯を使用したタイプとかもあって、どれがいいかなぁと考えていたこともあって、決断がなかなか付かず。
今回、値段が安かったPhoto Tool75cmX50cm 2灯セットを買ってみました。期間限定で値段を5,000円割引して、かつ標準4灯を6灯に増設したものが出ていたので。
到着して開封してみて、作りの精度が如何にも中国製的なのに、ちょっとがっかりしました。
スタンドとバッグの作りはまずまずなのですが、肝心のライトと蛍光灯が今一つ。漏電とかしないか?とちと心配になります。まあ各国の安全試験機関の合格マークが付いているから、爆発とかはしないのでしょうけど。
球をソケットにねじ込んでいて、スムーズに回らずに、ゴリって感触があるのって初めてだし。
とはいえ実際の撮影で、90分程連続点灯してましたが、煙が出たりはせずに、安定した発光をしていてくれました。1本は4灯をセットして背景用に、もう1本に6灯セットして正面からに使いましたが、上半身全体に光が回り、光量もまずまずのもの(ISO800 F2.8 1/128s)が確保できました。
背景用に4灯しかセットしなかったのは、小型の球1灯のハロゲン式のRIFAに比べて、大きい蛍光灯12本では嵩張り、手持ちのバッグに10本しか入らなかったからなのです。これはちょっと今後の課題ですね。
ま、D3だとISO800でも滑らかな描写が得られるので、合計で10灯でも十分なのですけどね。
(2009/05/03追記)
今回購入した蛍光灯式照明を使用した画像を、Galleryにアップしました。
「April 29, 2009」をご覧ください。

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