2009年5月18日月曜日

美女の骨格 名画に隠された秘密 / 宮永美知代



以前読んだモナ・リザと数学では、美の数学的解析を解説していましたが、本書は解剖学的見地から美人を解析しています。
中世ルネッサンスで人体解剖を行うようになって、絵画に人の顔を立体的な凹凸で捉える表現が始まったというのは、非常に興味深かったです。

私は女性ポートレート写真を撮る時に、柔らかいフラットな光で撮るのが好きで、某有名写真家の先生から「もっと光を横から当てて陰影を付けないと」とよく怒られるのですが、先生はルネッサンス的な立体感を出す表現が好みで、私は古代から伝統ある目鼻口のパーツ配列を重視した表現が好みということなのでしょうね、きっと。


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