「老人と宇宙」シリーズ第3弾の完結編、ですが、店頭で見つけた時は「まだ続いてたんかい?」という気持ちの方が大きかったですね。
1作目では、相対性理論により宇宙空間を旅すると一気に何十年何百年経過して、みたいな描写があって、それが話を進める上での重要なキーになっていたのですが、本作ではスキップ(たぶん英語では"skip"で世間でいうワープ航法)しての移動では一切時間が掛からないことになっています。当初とは航法が変わったんだっけ??2年前に読んだっきりなので忘れてしまってますが(苦笑)
主人公があまりにも英雄的すぎるのも、なんかなぁという感じがします。広い宇宙に優れた人材が数人しかいないなんてあり得ないやろう?と、いつもこの手のヒーロー物を読むと思ってしまうのです。「老人と宇宙」の面白さは、そういう特別な才能を持ったヒーローが世界を救う的な陳腐さがないところにあったのですが、今回はもろに古くさい陳腐な寸劇になってしまってますね。
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