2009年8月7日金曜日

西行桜 / 火坂 雅志



火坂氏は好きな作家なのですが、何故かこれは読んでなくて今頃になりました。
大河ドラマの原作者として有名になったお陰で、氏の文庫本がどこの書店でも山積みで、今まで読み逃していたのが楽に入手できるようになりました。これまでは、大きな書店でも最新刊くらいしか置かれてなかったのですよ。

本作はまだ氏が、怪奇アクションSF系作家と呼ばれていた頃の短編集です。ここに登場するキャラクター達はこれっきりで終わってしまったようですが、非常に魅力的なヒーローなので、是非復活させて欲しいところです。
それにしても、氏の文章のうまさは、この頃から遺憾なく発揮されていますな。流れるような判りやすい言葉ながらも、その場の情景がありありと目の前に浮かんで来ます。


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