円高の内に欲しい物を買っておこうと、またB&Hから個人輸入をしました。
今回はJuboの一番耐荷重の高いジンバルヘッドと、ACRATECHの水準器です。
ジンバルヘッドについては、また後日報告するとして、先にあまりググっても情報が出てこないACRATECHの水準器について。
まず水準器を買った理由について。
ジンバルヘッドやビデオヘッドを使用するときには、三脚の台座部分できちんと水平を出して置く必要があります。GITZOやManfrottoには、このビデオヘッドを使うための水平出し専用のモノポール一体式の水準器が用意されているくらいです。専用なので他の三脚には使用できないため、今回は却下。
Manfrottoには汎用の水準器もあるのですが、水平をすぐに出せそうな方は耐荷重が低そうで、耐荷重が高そうな方は水平を出すのに時間が掛かる、と非常に中途半端な感じで却下。
Linhofのは頑丈で使いやすそうだったのですが、高くて断念。
残ったのが今回購入したACRATECH LEVEL BASEです。
ジンバルヘッドの水平を出すのに、ボールヘッド(特にArca-Swiss Z1)を使っている人も多いので、そちらもかなり考えたのですが、水平出しだけのためにZ1はいくらなんでももったいな過ぎるなと。Z1がUSD364.95に対して、本品はUSD149.95と半額以下ですので、水平を出すという目的のためだけに使っても妥当な値段だろうと。
ACRATECHというメーカー自体、あまり日本では知られていないというか、一応輸入はされているのですが、話題にはなっていません。主にボールヘッドを製造しているメーカーなのですが、アルカスイスに比べて特別安くいとか、(カタログ上の)性能が高いということもないので、使う人がほとんどいない->話題にならない->買う人がいない、という状態のようです。
その他人があまり使ってない、日本では無名だけど欧米では有名、というのが私の趣味にあっていて(爆)興味が湧いたというのが一番の理由かも知れません。
届いたブツは黒の艶消し塗装された、NC加工のアルミ合金で、如何にもメカという感じの構造をしています。まあ単純にボールヘッドの可動範囲を狭くして、その分高さを通常のボールヘッドの半分未満に抑えた構造です。可動範囲は各方向に10度です。
そのボールを締め付けて固定する構造で、締め付け具合でトルク調整ができるようになっています。RRS BH-55はトルク調整ダイアルが付いている割に、細かいトルク調整ができなかった(ゆるゆるから固定されるまでの範囲が非常に狭い)のですが、こいつはかなり範囲が広くてトルク調整は楽そうです。逆にしっかりと固定するためにはダイアルをかなりきちんと締め込まないと駄目なんですけどね。とはいえこれは可動範囲が狭いから、ちゃんと固定されていなくてひっくり返るということもないですけど。
締め込んで固定すると、力を掛けてもビクともしません。
可動部分に油脂類は一切使っていないため、埃などに強いとのことです。
ボールヘッドも同じ構造なので、小まめなメンテナンスが必要なBH-55よりも、ACRATECHのボールヘッドの方が使いやすいのかも知れません。
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