2009年10月5日月曜日

順列都市 / グレッグ・イーガン



イーガンの邦訳は全部読んでいたつもりでしたが、本作を見落としていました。今回重版されていたのを見つけて買ってみました。
イーガンの作品って理解に苦しむアイデアのものが多いのですが、本作もその例に漏れず、難解です。
一番基本にある「塵理論」というのがさっぱり理解できません。いうなれば無から有を生み出す理論なのですが、一度コンピュータ内で構築された世界が走り出すと、後はそのコンピューターハードウェアの有無に関係なく(更にはそのコンピュータがある宇宙の存続に関係なく)永遠に存続することができると。
ちょっとアイデアがご都合主義過ぎる気がしますよ。

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)


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