2009年10月4日日曜日

【BMW雑記帳】フランクフルトショー

モーターマガジンがフランクフルトショーのレポートを詳細にしています。その中でBMWブースはカラー4頁で紹介されています。

今回のBMWのコンセプトカー、Vision Efficient Dynamicsはいいですね。如何にもスポーツクーペなデザインなのに、しっかりと4人乗り。小型な1.5L3気筒ターボ・ディーゼルをリアシート付近に格納しているので、メカ部分の専有区間が小さくて済んでいるからでしょうね。燃料タンクも25Lと小さく(燃費がいいので、これでも650km走行可能)なっていることも、有利に働いているようです。
けどバッテリーのスペースはどこに?と思ったら、電気でのみだと50kmしか走行できないそうなので、最小限のバッテリー容量にしているみたいです。あくまで主役はディーゼルエンジンということになります。
なのでハイブリッドといっても、所謂マイルドハイブリッドに近いのですかねぇ。一応プラグイン・フルハイブリッドとは謳ってますが。
まあ燃費はプリウスやインサイト並なのですが、パフォーマンスはM3同等ということなので、パフォーマンスをプリウス並に低機動化すれば、もっと燃費がよくなるのかも知れません。それをせずにパフォーマンスとの両立を目指すのは、BMWというメーカーが自らをスポーツカーメーカーだと思っていることと、ハイブリッド化で高くなる値段に見合う価値をユーザーに認めて貰うためには、パフォーマンスが必要だと思っているからでしょうね。ドイツだとやはりパフォーマンスも、燃費と同等に評価項目に入れて、顧客が車種選択をするんでしょうね。

もちろんこれはコンセプトなので、そのまま市販されるわけではありませんが、この路線で市販化が進むのでしょうか?市販車として出てくるとすれば、まだ後3年くらいは掛かるでしょうけど。
問題は、収益が急激に悪化しているBMWが、それまで保ってくれているかどうか...。


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