キリスト教というと、バチカンのように豪奢な建物と美術品に華美な衣装の祭司という印象があるのですが、そういう華燭を廃して聖書の教えに忠実に生きようとした「カタリ派」という一派があったことを、これを読んで初めて知りました。
中世期にバチカンに徹底的に弾圧されて滅びてしまったのですが、その記録が発見されて...という物語です。
こういうのを欧州や米国などのキリスト教圏の作家が書いたら、とんでもない騒ぎになるのでしょうが、日本ではそれ程の話題にもなっていないですね。同様のことは、日本の宗教界にもあったはずなのですが。
聖灰の暗号〈下〉 (新潮文庫)
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