光文社から文庫4巻に分けて発刊されていた小説が、学陽書房から上下2巻で再刊されたものです。
蜂須賀小六といえば、豊臣秀吉の片腕として働いた山賊の親分が有名ですが、その息子も小六を名乗っていたそうで、本作では前半が親父の方の小六が主人公、後半から息子の小六の方が主人公になっています。とはいえ、小説の終わりが親父の方が亡くなるところですので、そういう意味では親父の方の小六の生涯記というところでしょうか。
しかし..........蜂須賀党の副頭目と言われる前野将右衛門が、全く登場してきません。その存在はずっと忘れられていたせいか?これだけ細かいことを調べておられるのに何故に?
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