2010年3月19日金曜日
iPad vs. キンドル 日本を巻き込む電子書籍の舞台裏 / 西田宗千佳
Amazonのキンドルが人気を博しているようですが、そこへAppleがiPadで殴り込みを掛けました。
音楽、映画に続き書籍も電子化するのは、必然的な流れかと思いますが、PC黎明期から書籍の電子化は失敗続きでした。
キンドルが成功しているというものの、まだ英語版に限られ、日本語を始めとする多バイト言語圏への対応は目処すらついていません。
電子書籍のこれまで、そしてこれからを述べて、日本の出版業界が進むべき道筋を論じています。
発行部数が低下して、業界そのものの存続が危うい出版業界ですが、電子書籍普及により生き残ることはできるのでしょうか?
ちょうど今日の日経新聞に、日本での電子書籍フォーマットの統一規格策定の記事が出ています。
今から規格を考えていて、間に合うんだろうか?
2010/03/19追記
キンドルで一番不思議だったのが、携帯3G回線を使ってコンテンツのダウンロードをするのですが、ユーザーは携帯会社とは一切契約をしなくていいということでした。
本書では、AmazonはATTとMVNO(仮装移動体通信事業者)契約をしているのではないかと推測をしています。確かにそれならAmazonが一括で通信料を負担することは可能ですし、通信コストも抑えられるように思います。
逆にいえば、ニンテンドーがDSに携帯3G回線仕込んでMVNO契約をして、ゲームなんかのコンテンツ販売を直接自前のサイトで行って代金回収なんてことも可能になるわけで。
こういう仕組みで行けば、もう10年もすると、あらゆる機器に携帯3G/4G回線やWiMAX回線が内蔵され、家電メーカーは家電機器の販売で儲けるのではなく、コンテンツや通信販売で儲ける仕組みができるかも知れませんね。
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