2010年6月13日日曜日

弦の張力(tension)

D'Addarioのパッケージには、弦の太さだけでなく張力も記載されているんですよね。
今までこういうのを見たことなかったのですが、他のメーカーも是非記載して欲しいところです。とはいえ、最近はHR/HM系ではダウンチューニングが当たり前になって来ているから、レギュラーチューニングでの張力だけではなく、半音落とし、1音落としなんかの張力表も必要になるんでしょうけど(笑)
故成毛茂氏(Dr.シーゲルの方が通りがよいか?)が、ギター弦の張力を各弦一定にしたシーゲル弦というのを特注されて、東京の楽器屋さんでもまだ売っていると思いますが、こういう配慮をした弦ってのが、実はなかなかないのです。


実際、張力を掲載しているD'Addarioにしてもセットの張力が、各弦でバラバラ。
今回購入したベースのEPS165は、
1-G 19.00 / 2-D 21.45 / 3-A 20.36 / 4-E 16.92 (単位kg)
ギターのEXP125は
1-E 5.94 / 2-B 4.99 / 3-G 6.67 / 4-D 8.34 / 5-A 8.84 / 6-E 7.94
とバラバラ。ギターの方は1-3と4-6で差があるのは、セットの性格からして仕方がないけど、1-3内、4-6内でもtensionが1割以上の差があります。もうちょっと揃えられないものかなぁ。弦の径が細かく設定できるわけではないから仕方がないんだろうけど。
D'Addarioの公式サイトに各弦のtensionが掲載されているので、それを(無断)転載して並べると、
Bass PROSTEELS Long Scale
1-G : 35 = 11.66 / 40 = 15.33 / 45 = 19.00 / 50 = 22.22 / 55 = 30.38
2-B : 55 = 17.05 / 60 = 19.82 / 65 = 21.45 / 70 = 25.44 / 75 = 28.02
3-A : 75 = 15.74 / 80 = 18.37 / 85 = 20.36 / 90 = 24.85
4-E : 95 = 14.42 / 100 = 15.6 / 105 = 16.92 / 110 = 20.13
個人的にこの組み合わせがよいのでは?というのを覚え書きとして書いておきます。
Bassはtension 20kgが弾きやすさと音の腰の強さのバランス点かなと個人的に思うので、45 - 60 - 85 - 110 がよいかなと。
指が太くて力のある人なら、50 - 70 - 90 - 110 をお奨めします。或いは5弦用の120か125を4弦に使っても大丈夫ではないかと。
Guitarの方は、EXPがあまり弦の太さのヴァリエーションがなく、PROSTEELSとか他のならかなり細かく揃っているので、別途研究致します。
(2010/06/13 16:55追記)
1弦を15kgくらい、4弦を20kgにして、張力がなだらかに高くなっていく 40 - 55 - 80 110 な組み合わせも面白いかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿