2010年10月4日月曜日

【改訂版】韓国は日本人がつくった / 黄文雄



台湾生まれの黃氏による、韓国人の主張する日帝支配がいかに嘘だらけで出鱈目なものかを糾弾する書です。


台湾の台北と韓国の馬山に観光旅行で行ったことがありますが、未だに日帝時代の多くの建物、道路、鉄道がそのまま使われており、上下水道、電力線、電話線などのインフラは全て日帝時代に構築されたものが、そのまま使われています。韓国には予算がなくてメンテナンスがされておらず、100年前の水道管が未だに文字通り「そのまま」使われているものがあるそうで、それが破裂しても交換できずに断水したままのところもあるのだとか。
社会インフラを整えるのもそれを維持するのも、莫大な予算が必要なのですが、今の日本人も韓国人もそのこと理解しようとはしないのが不思議で仕方ありません。
韓国企業の躍進が著しいですが、韓国という国がこのまま発展し続けることができるかというと、疑問です。先進国入りしようという1997年に起こったアジア通貨危機において、韓国は国家が破綻する寸前にまでなり、IMF(主に日本)からの資金援助で生き残っているのですが、同じことが再び起こる可能性は非常に高いからです。
破綻した原因が解消されたわけではないので、現在のウォン安も、世界市場から韓国の通貨は信用ならんと判断されているわけで。お陰で、消極論で(日本経済が強いわけではないけど、ドル、ユーロ、ウォンなどよりはマシ)円が買われて円高になっているのです。
韓国がきちんとした国家なら、今の局面ではウォンと韓国企業株が買われて、ウォン高になっているのですけどね。
ま、そんな世界からの韓国に対する不信感が何故あるのか、を本書は主に李朝時代からの歴史を解説することで解き明かしてくれています。

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