2011年1月4日火曜日

SCHECTER BH-I 24 / ILB (あるいはAshボディについて)

ちょうど半年前に、中古で出ていたCombatのギターを思わず買ってしまいましたが、ショートスケールなのとフレット高さがやたらと低いのとハーフホローボディーなのが、どうも弾き辛くて、慣れの問題かと悩みに悩んだのですが、結局買い換えることにしました。
ロングスケールのストラトタイプで、ハムバッカー搭載で、Roland GK-3装着可能なものと、色々と探して、結局ギターもSCHECTERになりました。
BH-I 24
本当はピックアップがSSH構成ではなく、HSH構成の方を狙っていたのですが、実物を見るとリアピックアップとブリッジの隙間が、GK-3が入るかどうかのギリギリ過ぎて、トレモロユニットを動かしただけでぶつかりそうだったので断念。
それならFender Mex/Japanのストラトでもいいかとも思ったのですが、ラージヘッドのメイプル指板のが在庫なしなのと、SCHECTERはAshボディだけどFenderはAlderボディなので、SCHCTERにしました。
取り敢えず弦を張り替えて、少し弾いてみましたが、これなら暫く弾いていれば、そこそこ弾けるようになりそうな感触で、満足です。

少し前に、知り合いの若手ミュージシャンと話をしていた時に、カスタムオーダーをしていてボディ材はAlderにしているとことでした。しかも「XXXさんは全部Ashなんですよ。珍しいでしょ」というのを聞いて、一瞬目が点になって「いや、Ashも普通だけど」と返すので精一杯だったのです。最近のギターとかベースのボディ材の主流がどんなのかあまり知らないので、大昔の話をしても変かなと思って、その時はそれだけで話を流したのですが、その後色々と調べてみると、Fenderはカタログ品は全てAlderになっていて、日本のカスタムオーダーメーカーもメインはAlderになっていますね。

元々Leo FenderはAshを使っていたのですが、CBSが買収した後はAlderになりました。Ashというのは寒冷地帯に育成する樹木で、成長に非常に時間が掛かるため、量産するのに必要なだけの量の確保が難しくなって来たため、南洋材で入手しやすいAlderに変更されたと聞いています。まあ単純にいえば、コストダウンということですね。Ashより軽いので、Alderを好む人が多いということもあるんでしょうけど。
Leo Fenderは、Fender社を退社した後、MusicMan設立、更にそこも退社してG&L設立するわけですが、MusicManは基本Ash(カタログではSelected HardwoodになっていてAshとは限りませんが、廉価版のStaringがSwamp Ashを使っているので、たぶんAshでしょう)、G&LはAshを使っています。
なので、Leo Fenderが望んだボディ材はAshであって、Alderは嫌っていたのではないかと思います。
音はどっちがいいかは、好みなので、なんとも言えません。そもそも私はボディ材の違いによる音の差の聞き比べをしたことがないので。単純に密度が高くて重いAshの方がサスティーンが伸びるはず、という思い込みで選んでます。

ちなみにネック材は、MusicMan/G&LはもちろんFender社もMapleですね。
指板は、最近はほとんどがRosewoodで、偶にEbonyがあるくらい。個人的にはMapleの触り心地が好きなので、今回はMapleを選びました。ベースの方がRosewoodなので、その内にMaple指板欲しさに買い換えるかも。

[追記]
G&Lでも、Japan製はAlder、インドネシア辺りで製造しているのはBasswoodもあるようです。またUSA製でもAlderを使っているのがあるみたいです。
インドネシア製でもボディ材がAshとなっている製品もあるのですが...ショップの記載ミスなのか、本当にAshなのかは不明。

[追記2]
Fenderがボディ材をAsh(正確にはSwamp Ashらしい)からAlderに変えたのは、CBS買収のかなり前のようですので、Leo Fender自らの判断で変更したみたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿