2011年5月14日土曜日

マルドウック・フラグメンツ / 冲方 丁



大ヒット作品マルドウック・スクランブル、マルドウック・ヴェロシティの補完ストーリーの短編集です。
スクランブル10周年記念的な意味合いがあるそうですが、アニメ化、漫画化と広がる世界へ向けての裏事情打ち明け話し的なものとも考えられます。

それにしても、「古典化したくない」という理由で、スクランブルをほぼ一から書き直した「新装改訂版」、それを更にもう一度一から書き直した「完全版」も発刊したそうな。オリジナル、新装改訂版、完全版の3つとも文章が全体的に異なっているんだそうな。つまりファンは全部買い直して、全部読めと。
更に近々「マルドウック・アノニマス」なるものも発刊されるそうです。これのプロローグが本書に収められてます。
先の「古典化したくない」ということからいえば、また10年後には再度改訂版を出すんじゃね?実際そういう話も、本書に収められているロングインタビューで語られていますが。

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