2011年7月29日金曜日

日本SF界の巨星の訃報

ここのところ、やたらと有名人の訃報が続きますが、SF作家の小松左京氏の訃報が夕刊に掲載されており、他のニュースそっちのけで見入ってしまいました。
中学生から高校生の頃に、SFを読みまくっていたのですが、その中でも氏の作品はどれも当時の私を魅了し、更にSFにのめり込む原因になっていたものです。
しかし、'80年代以降は、氏の新作はあまり登場せず、代表作と言われるもののほとんどが'60年代後半から'70年代前半に書かれたものですね。(こういうこと書くと'85年の「首都消失」があるだろうとかって突っ込む人がいるだろうけど、1冊だけではね)
'80年代以降は、SF作家としてよりも、映画プロデューサー、イベントプロデューサーとしての活動が主になっていたから、作品の製作ペースが落ちたのでしょうね。氏の作品は、構想が膨大な膨れ上がり方をしたものが多いので、資料調査だけでも大変だったでしょうし。

ご冥福をお祈りすると共に、氏の開拓された日本SF界の発展が続くことを願っております。

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