2011年8月20日土曜日

虚無回廊 / 小松左京



氏がお亡くなりになった直後に、梅田の大型書店で追悼コーナーができてまして、その中でこれはまだ読んでなかったので、3巻まとめて買って来ました。
小松氏らしいスケールが巨大な話なのですが、三巻目の巻末インタビューを読むと、スケール大きくし過ぎて、ご本人もどうやって終わらせようかというところだったようです。
残念ながら、掲載誌が休刊して連載が止まったままで、再開される前に逝かれてしまい、未完の中途半端なままで終わっています。

連載が開始されたのが1986年2月号からとなっていますので、既に25年も経っているわけですね。
しかし今の時点で見ても、斬新なアイデアが大量につぎ込まれており、本書の主人公であるAEなどは、本気で人類が研究を進めていかなきゃならないものなのではないかと思います。

虚無回廊〈2〉 (ハルキ文庫)
虚無回廊〈3〉 (ハルキ文庫)

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