先週、開発コード名Ice Cream Sandwitch、Android 4.0のSDK(Android SDK r14)がリリースされました。
が、やはりかなり色々と不具合があったらしく、金曜日にBug Fix版の開発キット(Android SDK r15)がリリースされています。
何故か開発Blogにはリリースした報告がなくて、ひっそりとというかこっそりとというか、そんな感じでのリリースです。
Android 3.0はTablet専用のため、このソースコードをAndroid.2.xに勝手にマージされると困る、という理由で、Android 3.xはソースコード非公開になっています。
Android 4.0ではソースを公開に戻すということですが...2.3.5というのが端末メーカーにはリリースされているのですが、開発キットやソースの公開はされていません。
本当にソースを公開をするのかな?
ソースを公開していたandroid.kernel.orgサーバーが、8月にクラックされて一時的に閉鎖されています。
Linux Kernelの方はソース公開は再開されているのですが、android.kernel.orgの方は閉鎖されたままですし。
日本のメーカーはソース改変をやりまくっているけど、Open Sourceコミュニティには全然commitせずに、クレクレ君状態なので、Googleも呆れてOpen Sourceを続けるのがアホらしくなってるんではないかって気がしますが。
日本のメーカーは、昔からOpen Sourceに対しての経営陣の理解がなくて、タダで使えるものは喜んで使うけど、自社で修正・改変したコードをOpen Sourceコミュニティに戻すことはしないんですよね。
「うちが金と人を掛けて作ったコードを、どうしてタダで他人にやらなきゃいけないんだ!」って公言する方もおられたくらいで。
未だにメーカー独自機能を入れて差別化を図らないと、ライバルメーカーには勝てない、という発想から抜けられないから、同じハードに同じソフトを載せての勝負というのができないんですよね。
しかしそのせいで互換性が乏しくちょっと前の機能しかない状態になってしまって、互換性の高くて最新機能満載の米国製、台湾製、韓国製に負けてしまっている、というのが現在の日本のAndroid携帯の状況。
しかも日本独自の機能を追加することにやっきになっているため、日本以外の国への輸出もできないと。
根本的に戦略が間違っていることに、いつになれば気が付くのやら。
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