2011年11月30日水曜日

【くるまのおと】最後のブラジルGPでウェーバーが来た



今シーズンは、ピレリタイヤの特性に手こずったのか、なかなか表彰台の真ん中に立てずに、元気がないように見えたマーク・ウェーバーですが、最後で優勝を決めました。
とはいえ、ヴェッテルがマシントラブルでペースが上がらないお陰で優勝できたともいえるのですが、数少ないチャンスをしっかりとものにできる実力は備えているからこその成績ですね。
実際今シーズンの成績を振り返ってみても、安定してポイントを稼いでいて、イタリアGPでリタイアした以外は全て2桁ポイントの5位以内に入っています。
同僚のヴェッテルのパフォーマンスが、今年は異常なくらい凄すぎて、目立たない結果に終わってしまいましたが。

それにしてもヴェッテルの走りは、本当に異常ですね。
ギアトラブル(オイルが漏れて、最後の数周は完全にギアボックス内のオイルがない状態で、いつ止まってもおかしくなかったらしい)を抱えて、エンジンを最高回転数に達する前にシフトアップをして、ミッションを労りながら走らなければならないのに、ウェーバー以外のドライバーは追いつくことができなかった。
昨年もエンジントラブルを抱えながら、ラップタイムをすぐに元に近いレベルまで回復させるという脅威の走りを見せていますが、今回の走りも脅威ですね。
来年は3連覇の最年少記録が掛かっていますが、果たして今年のような独走状態が続くのか?
まあ観る方とすれば、昨年のような混戦状態になってくれた方が楽しいのですけどね。

後半はマシントラブル続きで、まともに走れなかった可夢偉ですが、最後の2戦は連続でポイントを確保でき、コンストラクターズが7位で、チームへの分配金を確保できたことは朗報ですね。
この配分金は色々と計算が複雑らしいのですが、ランキングによって額が上下するので、7位になるか8位になるかでかなり額が変わり、来年のマシン開発費とか運営費にかなり影響するそうです。
シーズン中にエキゾーストに関するレギュレーションが二転三転して、それに対応できずに他のチームに遅れを取ってしまったのが、シーズン半ばの失速の原因らしいので、来シーズンは安定したパフォーマンスを発揮できることを期待したいです。

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