2011年11月27日日曜日

【NEX-5N】Prakticar MC F3.5/135mmを付けてみる

Yashica/CONTAXのSonnarは、拡張Tessarと呼ばれる、戦後に考案されたレンズ構成をしています。が、Prakticar MC F3.5/135mmは、Sonnarを発明したベルテレ氏が考案したレンズ構成をそのまま引き継いでいます。謂わば正統なSonnarですな。
Prakticarには、F2.8の135mmがありますが、こちらはMayer設計で、Carl Zeiss Jena名義とPENTACON名義の両方が存在します。
F3.5の方は正真正銘のCarl Zeiss Jena設計のようですが、西独Carl Zeissとの商標権争いの関係で、Sonnarは名乗れなかったのでしょうね。

このレンズを手に入れたのは、Prakticaをあまり使わなくなってからのため、ほとんど使ってなくて、印象がないのです。
今回作例を撮影するために持ち出しましたが、こんなシャープな映りをするとは思っておらず、もっと早くに持ち出していればよかった、と思いました。
まあ開放F値が3.5と、135mmとしてはかなり暗い方なので、なかなか持ち出す気にもなれなかったのですけどね。
大口径の明るいレンズが好きなもので。

開放F値を押さえているせいか、Jena物としては、球面収差も色収差もよく抑えられていて、シャープで端正な映りをしています。
かといって、ピントが合ったところがカリカリにシャープという程でもなく、OLDレンズらしい柔らかさも備えています。

まずは最短での作例。F値が暗いため、ボケは少ないです。



Prakticar MC F3.5/135mmの作例はこちらから

0 件のコメント:

コメントを投稿