2012年12月2日日曜日

鳳凰の黙示録 / 荒山徹



氏の徳川家康 トクチョンカガンが非常に面白かったので、他のも読んでみようと過去作品の内の文庫本を、紀ノ国屋の店内検索で在庫のあるのを探したところ、これが在庫ありだったので買ってみました。

この小説のベースになっているのは、黄河文明の龍族と長江文明の鳳凰族という説なのですが、私は初耳なのでした。
それなりに有名な説なのでしょうか?
個人的には、現在の共産党中国の支配層である漢民族を自称する人達は、清以前の中国の支配者層ではなく、西や北の狩猟民族に支配されていた農耕民族層だと思っているので、この説とは矛盾するかなという気がしているのです。が、詳しく調べてみたい説ではありますね。

トクチョンカガンに比べると、伝奇小説っぽさが冒頭から終盤まで溢れています。史実との辻褄合わせは、見事にされていますけどね。
いずれにしても、エンターティンメントな小説としての面白さは抜群です。

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