2013年3月8日金曜日

文明崩壊 / ジャレド・ダイアモンド



銃・病原菌・鉄の作者が、今回は過去の文明の興亡を見直して、地球の未来を考察されています。
これを読むと、日本列島は実に恵まれた環境にあるんだなと思います。
この季節になると我々を悩ませる黄砂が、実は日本国土の豊かな緑の元らしい。
その元の中国大陸では大気汚染が大変なことになっていますが、これを書かれた時点で既に予想されることだったんですね。

まあ、いずれにしても、人間の目先のことしか考えない愚かさは、古代から変わらずということですな。
滅亡への道を進んでいることに気が付いても、それを止められない。


文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

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