2013年3月17日日曜日

LIVE AT THE ISLE OF WIGHT FESTIVAL 1970 / The Who



The Whoのライブアルバムを聴いていたら、この映像がBlu-rayの廉価版で発売になっているのを知って、いてもたってもいられずに買ってしまいました。
同時に、伝説のLeeds大学講堂でのLiveを全て収録したこいつ↓と
Live at Leeds -Deluxe Edition
John Entwistle様の最後のLiveを(恐らく全て)収録したこいつ↓
Live at the Royal Albert Hall
も同時に買ってしまいました(爆)

The Whoのライブ映像は高校生の頃に数回観たことがあるのですが、今改めて観てもやっぱり凄いですな。
特にKeith Moonの訳判らんドラミングは、映像を観てもやっぱり訳が判りません。片手でスネアをフィルインしながら、もう一方の手でシンバルとタムを叩きまくってるのって、もう人間の仕業とは聴いても思えなかったけど、観たら余計に人の動きとか思えませんもの。完全にフィルムのフレームレートがKeithの動きに付いて行けてない。
Royal Albert Hallのライブでは、Ringo Starの息子Zak Starkeyがドラムを叩いていて、Keithのドラムを再現しようと頑張っているのは判るのですが、やっぱりあの無茶苦茶で理屈を遙かに超えてしまってあっちの世界に行ってしまっているドラムは再現しきれていません。
PeteとJohnのえげつないギターとベースは1970年頃と変わってないどころか、激しさをより一層増しているのですが、にもかかわらずバンドとしても演奏は妙に綺麗にまとまっているように聞こえてしまうのは、偏にドラムの違いなんでしょうね。

また今までThe Whoのライブアルバムを聴いていて、My GenerationやSummer Time Bluesで、演奏開始の時の出だしを合わせるためのカウントを取っている音が入っていなくて編集でカットされたのかな?と不思議に思っていたのですが、映像で確認したらマジでカウントしてませんでした。PeteがJohnとKeithの方を向いてアイコンタクトだけでいきなり演奏を同時に始めてます。
バンドをやっている方は、是非この真似をしてみてください。まず合いませんよ。それを普通に毎日のようにやっていたんだから、呆れるしかないです。

それにしてもこういう貴重な映像が高解像度で安く買えるようになったんだから、いい時代になったもんです。
私が学生でバンドをやっていた頃は、TV番組とフィルムライブというスポット的に開催される映画くらいしか観る機会はなかったですからね。
ビデオデッキは発売されたばかりで、普通の家庭にはまずなくて、録画して繰り返し観ることもできず、一度っきりの映像を食い入るように見つめて頭に叩き込むしかなかったのですけど、今はYouTubeとかでただで何度でも繰り返して観ることができるんだから。
レコードを聴くだけでは判らなかったことが、映像を観ると一発で判る、ということも一杯あります。
このライブ映像は、時代のせいでやたらとアップが多くて手元の映像とか全体像が少ないのですが、それでも「ええ?!こんなことしてたのか?!」と気付かされることが多数ありました。

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