2013年5月3日金曜日
D'Addario BALANCED TENSION
かれこれ3年前に、ギターとベース弦のテンション(張力)が標準のセットでは揃ってなくて、弦間の音のバランスを揃えようとすると単品で地道に買い揃えるしかないという話を書きました。
この各弦の張力を揃えるというアイデアは、故成毛茂氏が試されていて、個人でセットを特注して「Dr.シーゲル弦」として一部の楽器屋さんで販売されていたこともあります。
元々はD'Addarioが昔から弦の張力を公表していて、それを見て既存のセットだと各弦の張力バラバラなのに気が付き、張力を揃えたセットを用意すれば各弦の音のバランスも取れるのではないか?という発想から、実験され、特注したということです。
で、今頃になってやっとD'Addarioが、この各弦の張力を揃えたセットをBALANCED TENSIONセットとして発売してくれました。
張力を揃えるために、今までなかったゲージまで用意してくれています。
ベースとギターの一番細いのを1セットずつ買って、張って見ましたが、やっぱり確かに各弦の音のバランスが綺麗に取れています。
特にギターでは、今まで3弦のバランスが2弦とも4弦ともうまく取れなかったのが、2弦に0.012と4弦に0.022というこれまでにないゲージが導入されて、3弦とのバランスが取られており、コードが綺麗に鳴ってくれます。
まだ導入されたばかりで、NICKEL WOUNDにしかないのが残念です。
他のPRO STEELSやコーティング弦にも是非導入して欲しいですね。
更には他の弦メーカーにも、昔から伝統のゲージが実はバランスが悪くて音の悪さの原因になっていることに気が付いて、張力を揃えたセットを出して欲しい物です。
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