実質的に世界No.1の自動車メーカーになったVolkswagenと、他をぶっちぎりで突き放す性能と品質と価格の7th Golfが、どうやって生まれたかを、硬派自動車評論家の岡崎氏が解き明かしてくれます。
デザインが平凡すぎて食指が動かないGolfですが、こういうのを読むと中身は最高なんだよなぁ、と改めて知らされてしまいます。
それにつけても、フェルディナンド・ピエヒ氏の凄さ。
エンジニアとして優れているだけではなく、戦略家、経営者としての先見の明と行動力があり、明確なヴィジョンを社員全員に示し理解させて全グループをぶれなく同じ方向へ進める。
世紀のスーパーマンとしかいいようがないですね。
その反面、岡崎氏とはエンスー同士の会話を楽しみ、個人的な約束を几帳面に守ってくれる。
日本の経営者で、彼らの1/10でもこういう気遣いができる人は滅多にいないですよね。
(スポーツ監督なんかにはいるみたいですが)
こういうのを読めば読むほど、日本の将来に希望が持てなくなってしまいます。
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