世界のCO2排出元の内46%が発電という統計が本書に登場します。
電気自動車の開発が盛んですが、未だにバッテリーの容量と寿命の問題があるし、充電する電気が火力発電に頼るのでは環境に優しいというのは、完全な嘘になってしまいます。
元々、電気自動車がCO2排出量削減の切り札といわれていたのは、原子力発電の夜間余剰電力を使うことが大前提にあったからで。
本書ではエタノール燃料を切り札としてストーリーが展開されています。
日本では財務省がガソリン課税逃れとして、エタノール混合燃料販売会社を摘発して、事業化の息の根を止めてしまったので、当面はエタノール燃料が普及することはなさそうです。
稲藁や海藻から効率よくエタノールを生成する研究はされていますけどね。
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