妖星伝を知った時には既に文庫本で6巻まで刊行されていて、なけなしのお小遣いで一気に買って貪るように読んだものです。
6巻の人道の巻で完結と思い込んでいたところ、1993年に完結編である魔道の巻が発刊されました。
その時は文庫版が出たら買おうと思ってスルーして、その後文庫版が発刊されたのに(1995年3月発刊なので、仕事が忙しいの域を通り越して死にかけていた時でしたから)気が付いてなくて、気が付いたときには廃刊されて別の出版社に版権が移行して最後の4巻分を1巻にまとめられたのしかなくて、そんなのを買わされるのも嫌でそのままになっていたんです。
でもって古本屋さんなどもちょくちょく探してはいたのですが、結局Amazonのマーケットプレイスにてようやく入手できました。
Amazonのレビューで「6巻で終わりにした方がよかった」という意見が出てますが、読み終えて確かにその方がよかったかなぁとも思います。
しかしながら、作者としては一番書きたかったのが7巻の魔道の巻なんじゃないかとも思うんですよね。
生命の意義ってなんなのか?というのは永遠に尽きないテーマではありますが、テーマが壮大過ぎて、結局半村氏を以てしても書ききれなかったという感じ。
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