2014年2月17日月曜日
【α7R】Voigtlander NOKTON 50mm/F1.1 VM
行き付けのカメラ屋さんで、程度のいい中古がそこそこ安い値段で出ていたので買ってしまいました。
私は標準レンズフェチを自称するくらい、50mmレンズが好きなのですが、これ!というレンズが今は手元にないのです。
Planar 100周年記念のPlanar T* F1.2/55mmを、中判デジカメに手を出すときに下取りに出してしまったからなのですが、その3年後にフルサイズミラーレス一眼が登場して、Y/Cマウントレンズの性能を100%活かせるデジタルカメラが登場することを予想できず諦めてしまったことを、返す返すも悔やむしかありません。
なのでα7Rを買ってから、これだ!という50mmレンズを探す旅に出ているわけですが、まだ出会えず。
で、スペック的にかなり無理してるという気がしつつも、非常に気になっていたのが、Voigtlanderブランドでコシナが販売しているNOKTON F1.1/50mm VMなわけです。
雑誌やらネットやらの評判は悪くないです。
作例を見る感じでは開放から結構シャープでしっかりした映りでボケもいい感じ。
で、入手して早速COSINA フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter 631908を経由してα7Rに付けて試写してみました。
ピントが合っている箇所がはっきりと判り、焦点位置での鋭さが見て取れます。
前後のボケ具合もなだらかで癖はあまり見られません。
ピント位置の石の立体感もしっかりと出てくれています。
小鳥が多数泊まっている木々の全体像。
これの一部を100%縮尺で切り出したのがこちら↓。
この縮尺で小鳥の羽の細部がきっちりと解像しています。
ちなみにこれは開放F1.1での撮影です。
ピントが合っている部分は、これくらいしっかりしか映りをしてくれています。
しかしこれはかなり使いこなしに苦労しそうです。
ピントが合っている箇所の像がきっちりと結像しているため、そこからちょっと外れると、焦点深度が浅い分はっきりと暈けてくれます。
ピントの薄さはPlanar T* F1.2/55mmに匹敵するといっても過言じゃないと思います。
(とはいえ、ピントが合っている部分のシャープさでは、まだまだ及びませんが)
また無限遠付近だと、周辺があからさまに蹴られて黒くなります。
近接(最近接が1mまで)付近では大丈夫なので、α7Rの撮像素子との相性でしょうね。
レンズ後端との距離が短いと、どうしても周辺が蹴られてしまうみたいです。
50mmとしては最短が1mと結構長いので、ポートレートとかを撮りたい場合は、Close Focus Adapterは必須になりますね。
これを使えば最短は50cmくらいと、通常の50mmレンズ並になりますので。
まだ絞っていった時の描写の変化とか、女性の肌の描写は試してませんが、果たしてどうなるか。
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