2014年5月6日火曜日

帝国憲法の真実 / 倉山満



マッカーサーに押し付けられ国としての手足をもがれた憲法を「平和憲法」と賞賛する人達の気が、子供の頃から判らなくていましたが、本書を読んで私の方が正常なんだと確信できました(笑)
共産主義に被れた日教組の教師に教わった年代なのですが、一体あの人達は何を根拠にああいう嘘ばかりを我々に教え込んだだろうかと不思議で仕方がないです。
まあマッカーサーの思惑にマンマと引っかかったってことなんでしょうけど。

大東亜戦争のことを調べてみると、結果負けはしたけど、日本帝国軍というのは恐ろしく強い軍隊だったということが判ります。
負けたのは、戦局を広げ過ぎたことと、ソ連が不可侵条約を一方的に破って日本軍を騙し討ちしたこと、日本海軍の暗号通信を解読されてしまったこと、が主因らしいです。
日本軍が優勢から劣勢に転じたミッドウェイ海戦にしても、一歩タイミングが違っていれば日本軍が勝っていた可能性が高く、アメリカ軍の勝利は余裕のものではありませんでした。
ミッドウェイ海戦で戦局が転換しておらず、ドイツ帝国が降伏していなかったら、ソ連は日本を攻めることはできなかったでしょう。
東南アジアを舞台とした戦局では、大英帝国軍に勝ちっぱなしで、本土が米軍の(国際法違反の)無差別攻撃の空襲に襲われて、補給が断たれたためにそれ以上の戦闘ができなかっただけで、戦闘に負けたわけではないです。
それ故に、マッカーサーは日本軍の強さを極度に恐れ、日本人が二度と戦争を起こす気にならないように、徹底的に骨抜きにしたわけで。

いずれにしても、現行の憲法はアメリカ軍に強制されたものなので、憲法制定の手続きとしては、国際法違反の可能性が高く(それを知っているから色々と裏で脅しを掛けて、あくまで日本政府が自主的に制定したように工作をしている)、改憲うんぬん以前に、日本の憲法として合法なのか?という疑いがあります。
まあそれがなかったとしても、戦力を持たない国というのは(残念ながら今の世の中では)成立し得ず、戦力を放棄した日本は米軍の庇護下に置かれていて、つまりは今でも日本は米国の属国でしかないわけで。
「平和憲法」というけど、本当に素晴らしいものなら、何故それを押し付けたアメリカ自身が採用していないのか?
日本は武力紛争には参加せず、アメリカ軍が代わりに戦ってくれることを期待するというのは、アメリカ兵に金を出すから死んでくれということなのだけど、「平和憲法」を謳う人達はそのことを理解しているんだろうか?

中華人民共和国、朝鮮人民共和国、大韓民国の経済崩壊は、時間の問題といわれており、そうなった場合、半島と大陸で内戦が起こるのは間違いないでしょう。
その場合、日本にも飛び火する可能性が大です。
その時に、難民化した軍隊が攻め込んで来ても、所謂護憲派と呼ばれる人達は「我々は闘いません。話し合いましょう」といい続けるんでしょうかね?
まあたぶん自衛隊に「あんた達、早く連中を撃退しなさいよ!」というだけなんでしょうけど。

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