超弦理論(あるいは超ひも理論)の本を初めて読んだのはかれこれ20年近く前で、その後も何冊もの超ひも理論の本を読んでいますが、本書ほど判りやすく解説されているのはなかったです。
超弦理論の前に、「超」の付かない「弦理論(ひも理論)」があったというのは読んだことがあるのですが、どういう経緯でそれが提唱されて、どういう理論かの説明をちゃんとしているのがなくて、今回ようやく理解できました。
また何故「超」なのかも、これを読んでようやく判りました。
基本的なことなのに、何故か誰もがすっ飛ばしている説明を、大栗先生は非常に丁重に解説してくれています。
それにしても、ひも理論の提唱者が、先頃ノーベル賞を受賞された南部博士だというのも、知らなかった。
読んでいると、場合によっては後2つ3つノーベル賞を取れるくらいの先進的な理論を提唱されているんですね。
つくづく、凄い方だと思いましたよ。
この本があまりにも判りやすく理解しやすかったので、思わず大栗先生の過去著作2冊も買ってしまいました。
こちらも大変判りやすく読みやすく面白く興味深く読み進めています。
超弦理論とはどういうものかを理解したい方、これはお薦めです!
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