楡氏の作品を読むのは久しぶりです。
ここしばらく、氏の最新作が文庫化されるのがなかったのですよね。
主人公と同じく年老いた母親がいる私にとって、本書の内容は人ごとではありません。
主人公と違って、母親と遠く離れているわけではなく、同居しているだけマシですが。
故に読んでいくにつれ、一体これをどういう結末に持っていくんだろうか?楡氏のことだから画期的な解決方法を提案してくれるだろうな、と期待しながら読んでいったのですが、結局は極一般的な結論になりました。
親族家族一同が協力し合うです。
この解決方法が自分に適用できるかというと、残念ながらそうでもないので、正直がっかりなんですよね。
父親は暈ける前に癌であっさりと逝ってしまったの、介護の大変さを感じるほどの時間もなかったのですが、この次はどうなることか。
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