進化論を裏付ける種とその祖先種の間にある中間種の化石というのは、なかなか見つかっていません。
ダーウィンが進化論を唱えつつも、化石が示すところでは、進化が漸次的に進むのではなく、進化しない期間の後に突然進化する、というパターンを描いていたため、なかなか賛論を得られなかったのです。
(まあダーウィンの進化論の否定者は、主に宗教者で、聖書の「事実」に一致しないからですが)
現在に至っても、この進化パターンは覆されていません。
とはいえ、昔よりは多数の種の化石が発見され、解析され、遺伝子工学の発展もあって、中間種の存在は少しずつですが明らかになっています。
本書はダーウィンの時代から現代に至るまでの、移行化石についての歴史についてを解説しています。
進化論に興味がある方にはお薦めできるサーベイ論文です。
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