2015年8月15日土曜日

サイバー・コマンドー / 福田和代



まだこれがフィクションで留まっている間はいいんですが、洒落にならんよ、これ。
インターネットが世に登場し、一般に普及し始めてから20年そこそこですが、既に社会システムはインターネットなしでは機能しない仕組みになってしまっています。
インターネットで情報をやり取りするIPという仕組みは、コンピューター・セキュリティ性という概念がない時代に生まれたため無防備なのですが、その無防備なままで来てしまっています。
セキュリティ性を考慮した仕組みを新たに作るべきなのですが、誰もそれをやろうとはしていないんですよね。
コスト的な問題が一番なんですが、一度普及してしまったものを入れ換えるのは、世の中の人達みんな嫌がるんです。
それを判っていながらできない。
そして近い将来、本書のような事態が現実に起こってしまう。

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