私の購入した13SはNAのガソリンエンジンのためディーゼルターボに比べると圧倒的にトルクが小さいので、ミッションの1/2速の減速比が大きく取ることで補っています。
そのため平地では発進したら即2速にシフトアップされます。で、即ロックアップされるようです。
そのシフトアップやロックアップのショックは小さいのですが、エンジンが非常に静かなので、シフトアップするときにわずかにコツンコツンというショックは感じられます。
シフトアップの時はまだいいのですが、停止するときにシフトダウンの時にエンジンブレーキの効き方の変化が、318tiに比べると若干大きいようで、ブレーキを一定の力で踏んでいると、少しだけガクンガクンした感じになるのです。
まあ普通に乗っていて、気が付くかというと、たぶんほとんどの人は気が付かないレベルですけどね。
マニュアルモードで操作すると、シフト操作してから実際にシフトされるまでのタイムラグがちょっとあって、本当のMTを操作するのとは操作感が結構違うので、戸惑います。
またシフトダウンの時に、シフトダウン操作をギリギリまで行わないと、自動的にシフトダウンされてしまい、操作と同時に自動ダウンも入って、一気に2段ダウンしてしまうことがあり、それが起こるとエンジンブレーキが急に掛かってガクンとなってしまうということがあります。
なのでアップはマニュアルで操作しても、ダウンは(少なくとも停止寸前は)自動変速に任せる方がよさそうです。
エンジン自体は非常にスムーズで振動も少なく、踏み込めば一気にレッドまでスムーズに回ってくれます。
アクセルペダルが機械的にスロットルを動かすのではなく、電子操作になっていると思うのですが、そのせいかアクセルの操作に対して1テンポ、エンジンの反応が遅れるように感じます。
キャブレターから電子制御になった時も、間にコンピュータの計算が介在する分(エンジンの回転数回転分)遅れるのですが、それくらいの遅れはまず人の検知能力では感じないので、気になりませんでした。
Drive by wiredと謂われるコンピュータが介在する技術は、元々ジェット戦闘機の操作向けに開発されたものですから、人が検知できるような遅れがあってはいけないのですが、民間用に転用されるとコストダウンもあって、反応時間の短縮はあまり考慮されていないのかも知れません。
どれくらいの人がこの遅れを感じるかというのもあるし、私が感じている反応遅れは、エンジン自体の遅れではなくATの流体コンバータの滑りによる遅れかも知れませんしね。
いずれにしても318tiに比べて、コーナリングの立ち上がりで、アクセルの踏み込みに対してトルクの立ち上がりが遅いので、その分早く踏み込むように癖を直さないといけないのですが、20年近くで付いた癖はなかなか直せませんわ。
#プロのドライバーはこういうクルマごとの反応時間差を、すぐに感じ取って補正できるんですよね。
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