今回はGoethe誌やル・ボラン誌に連載された開発者とのインタビュー記事が多いです。
日本の開発者というのは(クルマに限らず)、皆さん非常に優秀な方が多いんですよ。
世界的なレベルでいっても、欧米の技術者に勝るとも劣らないのです。
にも関わらず、日本車(や他の日本製工業製品)が、欧米の一流ブランドを越えられずにいるのは、偏に技術を全く判っていない金勘定しかできない連中が会社を仕切っているからですな。
日本が古代より優れた技術を持ち、現代でも技術立国として成り立っているのは、技術者が尊敬されて来たからなんですが、バブル以降は残念ながら技術は金で買えばいいだろう的な考え方になり、技術者を使い捨てするようになって来ているのですよね。
この書が、少しでも多くの人に読まれ、理解され、技術者を大切にして、次代の技術者を育てる環境ができ、日本が真の技術立国とならんことを祈ります。
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