写真フィルムがあっという間にデジタルに置き換わってしまったのは、ご存じの通りです。
世界的な超優良企業であったKODAKが破綻してしまったのも、記憶に新しいところ。
楡氏は日本コダックに勤務されていたことがあるそうですが、その経験を活かした小説になっているようです。
技術の進化であっという間に市場がなくなってしまう。
現在も日本や世界の優良企業が、技術革新による市場の変化に付いていけず、あっという間に滅びてしまう。
その様子をリアルに描いています。
KODAKは、その後、印刷機製造でなんとか残っているようですし、ハリウッド映画制作者達が(CG全盛でデジタル処理が当たり前になった今でも)フィルムによる描写に拘るお陰で映画フィルムも残っているようです。
#映画用フィルムも一時期富士フイルム独占(というか他に製造している会社がなくなってしまったからしかたなく)になっていたようですが、最近の映画クレジットにKODAKのマークが復活してきているので、まだ当分は銀塩フィルムは残りそうですね。
真空管がHR/HMミュージシャンに愛されているお陰で、未だに残っているようなものかな?
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