2016年8月16日火曜日

逆説の日本史 22 明治維新編: 西南戦争と大久保暗殺の謎 / 井沢元彦



逆説の日本史も連載開始から25年。ということで、過去の記事を一部訂正する補遺編が追加されています。
明治維新というのは、世界的にも希有な政治体制の革命であり、その後の文明導入の速度も革命的な出来事です。
明治に入ってからの鉄道網、電信・電話網、郵便制度、その他諸々のインフラ整備は、恐ろしいくらいに急速にしかも確実に行われています。
これがどれくらい凄いことかを、今の日本人には理解できないでしょうけど、西洋人は恐ろしさを感じたはずです。
その一端がここに書かれていますが、本書では武士達が自分達の身分と立場を江戸時代の体制のまま求めて、新政府の体制に対して反旗を翻した経緯がメインになっています。
この一連の流れを思いっきり省略して分かりやすくしたらラスト サムライになるわけで。

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