タイトルからスパイ物とは思いましたが、これを読んでいる時に、北朝鮮が核実験を再度行ったというニュースが入り、正にこの小説はフィクションの領域を超えてしまっているなと思いました。
いや本当に、この小説の内容は洒落にならんです。
日本はスパイ天国で、北朝鮮や中共のスパイがわんさかと来ていて、日本人でもうまく取り込まれてスリーパーと呼ばれる隠れ工作員になっている(或いはされている)人も大勢いるはずです。
沖縄の在日米軍基地が焦点になっているのですが、フィリピンは米軍を撤退させたため、現在は南沙諸島を中共の人民解放軍に実効支配されてしまっています。
米軍が撤退していなければ、こういうことは起こらなかったんでしょうけどね。
そういう現実を目の前にしていても、自分達とは関係ないと米軍の撤退を声高く叫ぶ連中は、やっぱり中共のスリーパーなんでしょうかね?
本作は由良憲二シリーズとして続くっぽいです。
シリーズ物は朝倉恭介シリーズ以来だと思いますが、本作はそのシリーズの続編的なものにもなっています。
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