2017年3月3日金曜日

仁義なきキリスト教史 / 架神 恭介



キリスト教の歴史をやくざに例えて描いたものです。
登場人物全員の台詞が広島やくざ言葉に統一されているのが、気になりました。
ガリラヤの組員は広島やくざなら、ローマ系は関西やくざ、ギリシャ系は関東やくざの台詞にすればより面白かったんじゃないかな。
まあ筆者が広島県出身なので、関西やくざや関東やくざの台詞までは手が回らなかったのかも知れませんが。
#後書きによれば、広島県でも岡山に近い福山市の主審なので、広島やくざの台詞も正確ではなく、福山弁が混じっているそうだし。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教というのは、同じ神様を讃えるのに、その神の言葉の解釈を巡って、古代からお互いを殺し合い続けている過激なもので、日本の極道が優しく思えるくらいに激しい抗争を2千年間ずっと続けているわけですわな。
実際、今でもイスラム教内の内部抗争の過激さ、イスラム教に対するユダヤ教、キリスト教の問答無用の仕打ちの過激さを考えれば、今この瞬間も繰り広げられている寸劇なわけです。
そもそも神であるヤハウェイが、率先して異教徒を惨殺し、戒律を守らない信者を残虐しているわけなので、信者も殺しまくってても当然か。

まあ、宗教はどれもそうなのかも知れませんが。
日本でも平安から室町に掛けての、仏教団体の極道振りは半端ないですからね。

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