2017年12月24日日曜日

軍事のリアル / 冨澤 暉



自衛官を退職されてから、軍事について研究をされている方が雑誌のコラムに書かれていたものを、抜粋編集したものです。
内容はタイトル通りリアルな話ばかりです。
こういうレベルで軍事とか国際政治を語れる政治家も官僚もマスコミもいない、日本の国際力の貧しさにはがっかりするのですが、ほんま一般民間人の我々には目から鱗ではありつつも、言われてみれば確かにそうだよなと納得するしかないことばかりです。
日本人は国内法と国際法の区別が付いていませんが、細かい用語の区別も全くできていなくて、国際用語(殆どは英語ですが)と日本語訳の用語の区別とか内容を、似たものは全部ひとからげにごちゃ混ぜにして、勘違いも甚だしい暴論をふっかけてくるのが多いんですよね。
用語の違いを理解できていないのに、やたらとその間違った用語の使い方をして自慢げな人が多いのは、どの分野でもいるんですが…困ったもんですよ、こういう手合いは。

単に軍事費を増やして防衛力を増やしただけでは、朝鮮や中共政府がより強気に軍事強化に乗り出してくるだけでしょうし、国際世論を操ることにかけては中共政府は世界でもトップの能力を持っていますからね。
言葉には気をつけろといいますが、細かい言い回しの揚げ足取りをやって、相手の足を掬うのは、外交の基本でもありますから。

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