2018年10月18日木曜日

十二人の死にたい子どもたち / 冲方 丁



冲方氏は本作で、2016年に直木賞を受賞したそうで、コミック化され、更に今回映画化になるそうです。
このストーリーを実写で2時間程度に収めようとするとなると、かなりストーリーを端折らないとあかんのとちゃうんかい?という感じですが。
小説では7時間程を、休みなく連続的な時間経過で描いているので。

最初の方で、思わず萩尾望都の「11人いる! 」を思い浮かべたのですが、中身は全然違いました。
かなり現代の(日本に限らず、先進国ならどこでも)抱えている人類の精神的病巣をえぐっている感じです。
こういうのを読むと、自分の人生は幸せだったんだなぁと感じてしまいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿