2019年5月9日木曜日
日本の民主主義はなぜ世界一長く続いているのか / 竹田恒泰
皇位継承されたばかりですが、今でも大日本帝国憲法をろくに読みもせずに「戦争責任は天皇にある」とか「天皇による独裁政治」などという共産党や社会党のプロパガンダに乗せられている人が多いのは、嘆かわしい話です。
「天皇」という漢字表記に「皇」が入っているから、中国の皇帝やローマ皇帝と同じであるという低レベルな先入観で語る人が多すぎます。
神武天皇の時から、スメラミコトは独裁者ではなく、豪族や貴族のまとめ役ではあっても、強権を発揮することはありませんでした(というか、発揮できるだけの経済力や軍事力を持ってなかったというのが元々の理由だったと思いますが)
大日本帝国憲法も立憲君主制の憲法で、天皇が勝手に法律を発布することも、予算を承認することも、行政を動かすことも、軍を動かすこともできませんでした。
全て内閣や議会で決まったことを認証することしかできませんし、決まったことを拒否することもできません。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と、大きく4回の対外戦争が大日本帝国憲法の下で行われていますが、どれも議会が承認し内閣が進めたものです。
そしてなによりも、新聞各社が戦争をなかなかしようとしない軍や内閣を非難し、世論を煽りまくったからこと起きた戦争なのです。
竹田氏は義務あっての権利を協調されていますが、我々一般市民がキチンとした良識を持っていれば、勝手な権利ばかりを主張せず、対外外交も正常に進められたはずなのです。
むしろ天皇制であったからこそ、4回の対外戦争だけで済んだ可能性もあります。
共和国を称する国々が、現代でも対外戦争を絶えず繰り返している現状を考えれば、共和制がいいなどはとても言えないでしょう。
実際、王制から共和制になった国の多くは、事実上の独裁者による独裁政治になっています。
共和制の場合、国のトップが強権力を持った時に、独裁者として暴走するのを防ぐシステムがほとんどないに等しいです。
ソビエト連邦政府、露西亜政府、中共政府、朝鮮政府が、独裁者による独裁政治で、とても民主主義国とは呼べない現状を見れば自明です。
亜米利加合衆国は、議会の承認がないと行政がなにもできない仕組みなので、まだ何とか大統領が独裁者になるのを防げていますが、それでもトランプ大統領のような人が出て来るわけで、今後はどうなるか…ちょっと怖いです。
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