小泉政権時代に竹中氏が進めた政策のせいで、正社員が減り非正規労働者が増え、日本の労働者は一層の貧困化に苦しむようになったと言われています。
その問題について語った小説です。
残念ながら、ここで楡氏が提案している法案が、議員立法として提出されることはなさそうですし、非正規労働者の組合が結成されることもなさそうですし、大企業の正社員といえどもいつリストラに遭うか判らない状況は益々増えています。
#ちょうどパナソニックが、再度の希望退職を募ったらしいです
目先の利益にばかり目を奪われて、百年の計のないサラリーマン経営者ばかりになった昭和の終わりから、安い労働者を求めて挙って海外に工場を移転し、国内労働者をリストラしまくったツケがどうなったか…を未だにちゃんと理解できている経営者が、一体何人いるだろうか。
トヨタ自動車の社長が、就任時はお坊ちゃま育ちの馬鹿と言われていましたが、今では名経営者と言われるようになってきています。
理由の一つは、創業者一族出身ということで、サラリーマン社長とは違い長期的展望で社の方針を決めて、実行にうつせることにあると思います。
そういう意味で、常に株主から短期的利益を出すことを求められて、(自分が退いた後の)長期的な利益を考えることができないようになっているサラリーマン社長では不可能だったことができているということですね。
自分が社長でいる間だけ業績がよければいい。そういう考えしか持てない人ばかりのような気がします。
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